偏差値の見方

勉強の仕方

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 東海地区の大手中学受験塾というと、生徒数の順に
 日能研
 名進研
 浜学園
 馬渕教室
 があります。
 
 これらの塾では公開模試が行われており、偏差値でお子様の成績が表されますが、塾ごとに偏差値の出方は様々です。これらの偏差値をどのように見ればよいのでしょうか。また、首都圏・関西圏の中学を受験する場合、通っている塾では合格の目安になる偏差値を出していないことがあります。そのような時に、どのようにお子様の成績を考えればよいのでしょうか。

 ここでは、それぞれの塾の偏差値の傾向と、他塾と比較した場合にどのようなことが言えるのか、また、学年別の偏差値をどのように考えればよいのかということをお伝えします。

塾ごとの偏差値の傾向は?

 ここでは、東海地区でも最大手となる日能研を中心にお話します。

 なぜ日能研なのか?というと、日能研は、全国にあるほぼすべての中学についてR4という偏差値を出しており、他の地域での受験を考える場合にとても便利だからです。

 日能研のR4偏差値とは、その中学の合格可能性80%のラインとなる偏差値です。これは、その前年の受験で、その偏差値を取っている受験生の80%が合格となるラインです。
 たとえば、R4偏差値が51の愛知淑徳中学の場合、前年の年間平均偏差値が51の受験生は、8割が合格した、ということです。

 名進研はサピックスの模試も併用していますが、ここでは名進研独自の偏差値を見ていきます。
 名進研の偏差値は日能研に比べて2~3程度高く出ます。つまり、日能研で偏差値60というのは、名進研で偏差値62~63と同じだということです。

 浜学園の公開模試では、日能研より偏差値が低く出ます。その差は、だいたい4~6の間だと考えて間違いありません。つまり、日能研で偏差値60は、浜学園の偏差値54~56と同じだということです。

 馬渕教室の公開模試では、日能研とほぼ同じ偏差値が出ます。つまり、日能研での偏差値60は、馬渕教室でも偏差値60ということになります。

 以上をまとめると、この表のとおりになります。
中学受験塾同じレベルの偏差値(例)日能研なら名進研なら浜学園なら馬渕教室なら
日能研の生徒55±0+2~3-4~6±0
名進研の生徒57~58-2~3±0-6~9-2~3
浜学園の生徒49~51+4~6+6~9±0+4~6
馬渕教室の生徒55±0+2~3-4~6±0

他塾と比較した場合に分かること

 日能研:オーソドックスで、中学受験を考えている小学生の平均が偏差値50程度に収まるようになっています。1学年の生徒数目安は1000人程度です。

 名進研:ここ数年で少しずつ偏差値が上がっており、全体のレベルが下がっていることが見て取れます。これは、生徒数にも現れており、5年前には日能研より全体の生徒数が多かったのですが、現在は日能研の後塵を拝しています。1学年の生徒数の目安は800人前後です。

 浜学園:一貫して日能研より低い偏差値になります。生徒数は上位2校に大きく水を開けられていますが(6年生で200~300人)、優秀なお子さんが多く集まっていると言えます。その分、苦手な科目があると授業についていくのが大変になります。また、この塾は男女比が極端に男子に偏っており、おおよそ3:1(男子:女子)の比率となっています。女子の優秀な層は日能研と馬渕教室に集まっているようです。

 馬渕教室:生徒数は少ないですが、受験に熱心なご家庭に選ばれている印象があります。偏差値は浜学園ほど極端ではなく、全国的に見ても通用する数値となっています。生徒数は、1学年で200人前後と思われます。

学年別の偏差値の考え方

 この点については、私の長年の経験から、だいたいこのように言えるということをお話します。なお、国語限定の話になります。おそらく算数や他の科目ではこうは言えないと思います。

 学年別の偏差値とは、たとえば、4年生の偏差値60は、5,6年生の偏差値いくつに相当するのか?ということです。
 NiV国語塾では、学年別のクラス設定をしていません。なぜなら、国語の場合には、その実力が学年によらないからです。それは、国語という科目が、塾で教わることよりも、それまでのお子様の人生に影響される部分のほうが圧倒的に多いからです。そのため、学年によらず同じくらいの実力のお子様に分けて基礎・応用のクラスを設定しています。

 その際に問題になるのが、各学年の偏差値をどのように考えればよいのかということです。

 ここでは、あくまでも目安として

 4年生の偏差値60=5年生の偏差値50代前半(55までは行かない)=6年生の偏差値48~52

 を提示しておきます。

 決して4年生で偏差値60のお子様が6年生になった時に偏差値48~52になるということではありません。だいたい、学年が上がるごとに偏差値5を引くと同じくらいの実力になるな、と感じています。つまり、5年生で偏差値55のお子様と、6年生で偏差値50のお子様は同じ問題を解く力があるということです。
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